平成13年度から新しい自動車保険制度が開始される。
特に注意が必要な項目が自動車保険(車両保険)の等級制度が新しくなることである。
自動車保険(車両保険)で支払う保険金は、等級によって決定します。
(詳細は、「等級と支払い金額の変動について」を参照)
自動車保険(車両保険)の等級は、事故を起こして保険を使えば、等級が3つ悪化して、翌年支払う保険金が大幅にアップします。
逆に、1年間無事故で保険金を使わなければ、等級が1つ進展して、翌年払う保険金は安くなります。
ここで、同じ保険会社で同じ等級であれば、同じ保険金でした。
しかし、今度導入される新しい等級制度は、これが異なります。
同じ等級であっても、事故を起こして保険金を使った場合は、割引率が小さくなり、従来より保険料が大きくなる仕組みが新しい等級制度である。
<新しい自動車保険制度(等級制度)の違い>
(A)現在20等級で、車両事故を起こしたため、車両保険を使い、翌年17等級になった場合
(B)現在16等級で、1年間無事故であったため、翌年17等級になった場合
この2つで新旧の自動車保険の等級制度を比較した場合、(A)の方が、事故を起こして保険を使っているので、翌年同じ17等級であるが、(B)よりも高額な保険金になる仕組みである。
しかも、現時点では、(A)と(B)の差である保険料は30%程度割高になる見通しである。
事故を起こして保険を使った場合の割増分であるが、無事故扱いのノーマル状態に戻すこともできる。
事故割増を消す条件は、「3年間無事故継続で、無事故の等級に戻る」とのこと。
社会的にも高齢者ドライバーが増え、高齢者による車両事故も増加している。
そのため、自動車保険事業の改善が目的であるが、値上げ幅は最大5割程度になる見通しであり、万が一の保険制度であるが、保険を使った後には一層金銭的に苦しい等級制度になるかもしれない。
なお、この新しい自動車保険の等級制度は、契約者への周知期間を経てから、平成13年度にも移行する予定である。

